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こんにちは
私は、セブ語学学校で6ヶ月間インターンスタッフとして働いてました。
セブ島は発展していない部分も多く、電気や水も安定供給されてない。
だから、停電はよく起きます。
発電機が常備され、水不足にならないよう建物の上にはタンクが設置されてます。
→【セブ語学学校インターン体験談】「インターン生の1日」を紹介 0円留学はやる価値大
上記事に書いたように、私の業務内容には、
・生徒50人〜100人分くらいの食料の買出し
などがありました。
つまり、調理場担当が私の業務の一つだった。
調理スタッフには、ルディさんという50歳程のベテラン女性シェフがいた。
その他、2人の若い男性スタッフも一緒に調理場で働いました。
フィリピンには、建物内にもアリの通り道がある
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フィリピンにきて最初にビビったのは、
アリと人間が建物内で共存していること
アリの他にも、ヤモリとかゴキちゃんとか、まあ色々いる。
セブのヤモリは、キモい鳴き方をする。
カエルみたいな。
最初カエルかと思った。
こんな感じの部屋で生活していた。
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これ、私が初日にセブに到着した時に案内された部屋。
こういう部屋に、生徒もインターン生も生活する感じです。
この部屋は3階だったので、アリは少なかった。
1階や2階の部屋には、アリがいつも常駐してました。
だから、部屋でお菓子食べて、少しでも床にこぼすと、すぐアリが集ってくる。
そして、フィリピンのアリは攻撃性が強いので、噛んでくる。
私も、3回ほど足とか腕を噛まれたことあります。
フィリピンでは、アリがご飯に混ざりがち
インターン生活を続けていくうちに、だんだんアリがご飯に混ざってくるようになった。
食堂には、大きめの長テーブルが12個くらい設置されている。
ここで、全生徒50人くらいが食事をします。
テーブルごとに、白ごはんが入った大きめの器を置いてます。
生徒は、好きな量だけ、その器から盛り付けて食べることができる。
フィリピンに初めてきた人はビックリすると思うが、
虫が食べ物に入っていることは、よくあります。
日常茶飯事。
日本のような先進国を想像したらダメ。
だから、慣れないとダメなのだ。
虫って言っても、小さいアリや羽アリみたいなやつ。
だから毎回、ご飯の時間になると、ハエは飛んでるし、アリも数匹くらいは、ご飯に入っていた。
しかし、このご飯に入っているアリの量が、
だんだんと増えてきたのである….
生徒からの苦情が出始める
生徒から、
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「ちょっとアリご飯に混ざりすぎじゃない?」
「私、もうこの食堂で食べたくないわ」
「なんとかしてくれない?」
など様々な苦情が出始めた。
笑。。
そりゃ、そうですよね。
気持ち悪いですよ、普通。
キッチン担当だった私も、さすがに
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「上司にバレる前に原因を突き止めて、騒ぎにならないようにしよう」
と思い始めた。
というのも、まだ上司には「アリの量が増えている」という事実が伝わってなく、生徒同士が食事の時にヒソヒソと話していただけだった。
なので、キッチン担当の私に責任があると思い、
「バレる前になんとかしとくか!」と思い急遽スタッフミーティング。
「いや、お前の帽子やったんかい」
私は、キッチンスタッフ3名を仕事終わりに集合させた。
そして、ミーティングを開きました。
キッチンのボス「ルディさん」と、若い2人のフィリピン人男性スタッフ。
キッチンスタッフは、専用の白くて長いコック帽に、エプロンを着ている。
こんな感じの帽子。
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彼らは、まだ生徒の夕食を作らないといけないので、
ミーティング時も、この白エプロンとコック帽を着たまま参加した。
私を含めて4人で、タドタドしい英語でミーティング開始。
まず現状を伝えた。
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「最近、白いご飯にアリが混ざりすぎだ。原因を突き止めたいと思う。原因が分かり次第、私に伝えてください。」
と伝えた。
私はアリがどこから侵入してきているのか、見つけるために、冷蔵庫とか、炊飯器の裏とかキッチンの隅から隅までをチェック。
チェックしたんだが、特に何も異常はない。
アリもいるっちゃいるが、炊飯器とか米の袋の中にもいなかった。
「なんでアリがあんなに混ざるんだろう。。」
「謎すぎる。原因が分からない。。」
「まずい、早く原因を特定しないと上司にバレる」
私の心の中は、「今日中に原因を見つけないといけない」という焦りだけだった。
冷蔵庫とかを、隅々まで、ひと通りチェックし終わった後、
パッとルディさんの方を見た。
・・・
ルディのコック帽に「縦方向」でアリの行列ができていたのだ。
もう一度言います。
ルディのコック帽に「縦方向」でアリの行列ができていた。
いやいやいや、ちょっと待て。
「いや、お前の帽子やったんかい!」
「お前の帽子やったんかい!」
「お前の帽子やったんかい!」
この言葉が、私の頭の中で何度も響き渡った。
はい。。!
ということで無事、アリが白ごはんに混ざりまくっていた原因を特定できたということです。
でも、どうやったら、コック帽にアリの行列できるん?
この話、まじで「人志松本のすべらない話」で話せるレベルだと思う。
いや、コック帽を縦方向に行列ができてるってことは、
アリも一周して、永遠にルディのコック帽をループしてるってことか?
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ルディー、ええ加減せえ
って思った。
仮にも、キッチンスタッフのボスが、なんで生徒のご飯にアリ混ざらしてんねん!
お前のコック帽から、アリが落ちとんや!
お前が、米炊く時に、炊飯器の中にアリが落ちとんねん!
その日のうちに、ルディに帽子とエプロンを洗わせ、2人の見習いフィリピン人男性スタッフにも洗わせた。
翌日からアリの量は見事減ったという話でした。
ここまでお読みいただき、皆様の貴重なお時間をありがとうございました。
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