「could」「would」「might」
ややこしいですよね。この3つ
でも、これを使いこなせると、スピーキングレベルがアップします
よくネイティブスピーカーが使ってますよね
まずは、
「could」「might」「would」は、ただの「can」「may」「will」の過去形ではない!
ということを覚えてください。
未来のことでも普通に使います
では早速、1つずつわかりやすく解説しますね★
「may」 vs 「might」の違い

◆意味
どちらも「〜かもしれない」を表しますが、「might」は「may」よりも可能性が低い時に使います。
「may」: 50%前後
「might」:30%前後
<例文>
「明日は雨が降るかもしれません。」
・It may rain tomorrow.
(降る可能性高い)
・It might rain tomorrow.
(降る可能性低め)
「交通渋滞のため、彼らは遅れて到着するかもしれません。」
・They may arrive late due to the heavy traffic.
(遅れる可能性高め)
・They might arrive late due to the heavy traffic.
(遅れる可能性低め)
「明日の会議に出席できないかもしれません。」
・I may not be able to attend the meeting tomorrow.
(できない可能性高め)
・I might not be able to attend the meeting tomorrow.
(できない可能性低め)
「〜したかもしれない」はどう表現するの?
◆「〜したかもしれない」
S+might have 過去分詞〜
<例文>
I might have left my keys at home.
(家に鍵を置いてきたかもしれない。)
She might have missed the bus.
(彼女はバスに乗り遅れたかもしれない。)
He might have forgotten about the meeting.
(彼は会議のことを忘れたのかもしれない。)
We might have taken the wrong train.
(私たちは間違った電車に乗ったのかもしれない。)
「can」 vs 「could」の違い
◆意味
どちらも「〜できる」を表しますが、could は can よりも控えめで、可能性や提案を示すことが多いです。
また、couldは「過去の能力」も表します。
※couldを使ってはいけない場面もあるので注意(後述)
<例文>
◆能力
・She can swim very fast.
(彼女はとても速く泳ぐことができます。)
・She could swim very fast when she was young.
(彼女は若い頃とても速く泳ぐことができました。)
◆提案
・Can you help me with this?
(これを手伝ってもらえますか?)
・Could you help me with this?
(これを手伝っていただけますか?)
↑「Could you-?」の方が丁寧・控えめ
「could」を使ってはいけない場面
「過去の特定の出来事で実際に成功したこと」を述べる場合には、「could」ではなく「was able to」を使います。「特定の瞬間の成功」を示すためです。「能力」ではないから。
<過去の能力>
・「過去の能力」には「could」使える
・「特定の瞬間の成功」には「could」は使えない!
◆過去の能力:could
「彼らはフランスに住んでいた時、フランス語を流暢に話すことができた」
○ They could speak French fluently when they lived in France.
○ They ware able to speak French fluently when they lived in France.
↑2文とも正解!

過去における「能力」だから、2文とも正解だよ★
◆特定の瞬間の成功:was able to
「彼女はレースで一位になることができた」
× She could finish the race in first place.
○ She was able to finish the race in first place.
「彼は最後の電車に乗ることができた」
× He could catch the last train.
○ He was able to catch the last train.

上記は、過去における「特定の成功」だから、「could(能力)」は使えないです。代わりに、「be able to」を使うよ★
「will」 vs 「would」の違い
◆意味
would:仮定・意志・丁寧な提案
will:未来の意志・依頼
<例文>
◆未来の意志・仮定での意志
・I will go to the party tomorrow.
(私は明日パーティーに行きます。)
・I would go to the party if I were invited.
(もし招待されていれば、私はパーティーに行くでしょう。)
◆依頼・丁寧な提案
・Will you join us for dinner?
(夕食に参加しない?)
・Would you join us for dinner?
(夕食に参加していただけませんか?)
「Would you- ?」の方が丁寧だよ★
仮定法で頻出の「would」
◆仮定法
文法:
If+主語+動詞の過去形, 主語+ would/could/might +動詞の原型
<例文>
・I would go on vacation if I had more money.
(もっとお金があれば、私は休暇に行くでしょう。)
・If I were rich, I would have enough time to travel around the world.
(もし私がお金持ちだったら、世界中を旅行するのに十分な時間があっただろう)
・If I were in your position, I would do the same thing.
(もし私があなたの立場だったら、同じことをするだろう)
will も would も一応、「意志」を表すから、「もしーだったら、〜するだろう(意志)」という自分の意思を表す文章ではよく使われるよ★
絶対覚えるべき「助動詞」9個
・can
・could
・may
・might
・will
・would
・shall
・should
・must
上記の助動詞9つは、以下の記事で詳しく書いてます。
→ 【助動詞の使い方】「can/could」「will/would」「may/might」「must」「shall/should」
【発展】準助動詞10個もついでにチェック
・have to
・be going to
・be able to
・used to
・be supposed to
・be allowed to
・be about to
・ought to
・had better
・would rather

準助動詞って何?
と疑問を持った方は、こちらの記事を読んでみてください。
でも、この記事は「助動詞」をマスターしてからで大丈夫です★
→ 準助動詞10個「have to」「be able to」「used to」など
仮定法!「would」「might」「could」使ってみよう
仮定法
If+主語+動詞の過去形, 主語+ would/could/might +動詞の原型
「もし〜なら、〜だろう」
「would」で仮定法
If 主語 過去形, 主語 would 動詞
・If I had a million dollars, I would travel around the world.
(もし100万ドル持っていたら、世界中を旅行するだろう。)
・If she were more patient, she would be a great teacher.
(もし彼女がもっと忍耐強ければ、素晴らしい教師になるだろう。)
「could」で仮定法
If 主語 過去形, 主語 could 動詞
・If I were taller, I could reach the top shelf.
(もし私がもっと背が高ければ、一番上の棚に手が届くのに。)
・If he had more experience, he could apply for the job.
(もし彼にもっと経験があれば、その仕事に応募できるのに。)
「might」で仮定法
If 主語 過去形, 主語 might 動詞
・If I had more time, I might take up a new hobby.
(もしもっと時間があれば、新しい趣味を始めるかもしれない)
・If she studied harder, she might pass the exam.
(もし彼女がもっと勉強すれば、試験に合格するかもしれない)
【発展】仮定法過去は「have+過去分詞」が付くだけ
仮定法過去
If+主語+had+過去分詞, 主語+would/could/might+ have+過去分詞
上記で書いた「would」「could」「might」のそれぞれ2つの例文を仮定法過去にしてみました↓
◆would
・If I had had a million dollars, I would have traveled around the world.
(もし100万ドル持っていたら、世界中を旅行しただろう。)
・If she had been more patient, she would have been a great teacher.
(もし彼女がもっと忍耐強かったら、素晴らしい教師になっただろう。)
◆could
・If I had been taller, I could have reached the top shelf.
(もし私がもっと背が高かったら、一番上の棚に手が届いたのに。)
・If he had had more experience, he could have applied for the job.
(もし彼にもっと経験があったら、その仕事に応募できたのに。)
◆might
・If I had had more time, I might have taken up a new hobby.
(もしもっと時間があったら、新しい趣味を始めたかもしれない)
・If she had studied harder, she might have passed the exam.
(もし彼女がもっと勉強したら、試験に合格したかもしれない)
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