今回、「現在完了」を解説します
ここは、かなりの生徒がつまづきますが、3つの用法を理解するだけで、乗り切れるので大丈夫
では、解説始めます
現在完了「3つの意味」
■覚える文法
主語 + have (has) +過去分詞〜
上記の文法1つで、3つの意味を表すことができます
そう、この「現在完了形」は、とても使い勝手が良い文法なんです!
■3つの意味
① 継続
「(ずっと)~している」
② 経験
「~したことがある」
③ 完了・結果
「(ちょうど)~したところだ」
「(もうすでに)~した」
はい、この3つを完璧に覚えましょう。
ちなみに、なぜ「has」になるのか分からない方はこちらをまず読んで
→ 三人称単数とは?
でも、どうやって、この3つを見分ければ良いの?
これは、後で「3つの用法の見分け方」というところで紹介します
① 継続「ずっと〜している」
何かの動作を継続して行なっている時、「have (has)+過去分詞」の文法を使って、表すことができます
・子供の頃からずっと東京に住んでいます
I have lived in Tokyo since I was a child.
・彼は8時間ずっと、英語を勉強しています
He has studied English for 8 hours.
このように、「(過去のある時点から)ずっと〜している(今まで)」など動作の継続を表すときに、現在完了形の文法を用いることができるのです。
これが1つ目の用法「①継続」です
② 経験「〜したことがある」
「何かを経験したことがある」という時、「have (has)+過去分詞」の文法を使って、表すことができます
・私はハワイに2回行ったことがあります
I have been to Hawaii twice.
・彼女は、車を一度も運転したことがありません
She has never driven the car.
このように、「〜をしたことがある」「〜へ行ったことがある」「〜したことがない」など経験を表すとき、現在完了形の文法を用いることができるのです。
これが2つ目の用法「②経験」です
③ 完了「〜した」「ちょうど〜したところ」
最後に、「何かの動作を完了した」という時、「have (has)+過去分詞」の文法を使って、表すことができます
・私はちょうどオフィスに着いたところだ
I have just arrived at the office.
・彼女は(もう)すでに宿題を終えた
She has already finished her homework.
このように、「〜をしたところだ」「もうすでに〜した」など動作の完了を表すとき、現在完了形の文法を用いることができるのです。
これが3つ目の用法「③完了」です
「現在完了」と「過去形」の違いは?
<例>
過去形
・The train arrived at the station.
現在完了
・The train has arrived at the station.
上記の2文章は、日本語だと「電車は駅に到着しました。」と言う意味になります。
じゃあ何が違うの?
微妙なニュアンスが違います
過去形
The train arrived at the station.
この文章は過去形を使っており、電車が「過去のある時点で到着した」ことを伝えています。この文は、到着した「事実」を述べているだけで、現在の状況や結果には焦点を当てていません。あくまで、過去に焦点を当ててる。
現在完了形
The train has arrived at the station.
この文章は現在完了形を使っており、電車が「今ちょうど到着した」ことを強調しています。また、今その結果が影響している(例えば、電車が今まだ駅にいる、という状況)ことも含意しています。
つまり、簡単に言うと、現在完了は、「現在」が名前についてることから分かる通り、過去から現在(今)まで何かの状態が続いてるっていうイメージだね★
3つの用法の見分け方
ここまで、「1つの文法」で「3つの用法」を使えるということが分かったと思います
・継続
・経験
・完了
では、この3つの用法をどうやって見分けたら良いのか?
これを解説していきます
継続は「for」「since」
「継続」用法で、頻繁に使われる単語
「for」〜の間
「since」〜以来
なぜか?
「継続」なので、「〜の間(ずっと)」「〜以来(ずっと)」という【継続の意味を表す単語】が必要だから
よって、「for」や「since」が見えたら・・・
→ 継続用法
→ 訳し方は「〜ずっと〜している」とか「〜以来ずっと〜している」という訳になります
・私は子供の頃からずっと東京に住んでる
I have lived in Tokyo since I was a child.
・彼女は8時間ずっと英語を勉強している
She has studied English for 8 hours.
経験は「never」「ever」
「経験」用法で、頻繁に使われる単語
「ever」今まで
「never」1度も〜ない
なぜか?
経験なので、「今まで(〜したことある)」「1度も(〜したこと)ない」など【経験の意味を表す単語】が必要だから
よって、「ever」「never」が見えたら、
→ 経験用法
→ 訳し方は「今まで〜したことがある」「1度も〜したことがない」という訳になります
・私はハワイに2回行ったことがあります
I have been to Hawaii twice.
・今まで広島へ行ったことはありますか?
Have you ever been to Hiroshima?
・彼女は、車を一度も運転したことがありません
She has never driven the car.
※「been to」は「〜へ行く」という意味。つまり「〜へ行ったことがある」。これが使われてるなら、9割が「経験用法」です。
完了は「just」「already」
「完了」用法で、頻繁に使われる単語
「already」もう〜した
「just」ちょうど〜した
なぜか?
完了なので、「もう〜した」「ちょうど〜したところだ」など【動作の完了の意味を表す単語】が必要だから
よって、「just」「already」が見えたら、
→ 完了用法
→ 訳し方は「もうすでに〜した」「ちょうど〜したところだ」という訳になります
・私はちょうど部屋を掃除したところだ
I have just cleaned the room.
・彼女は、もうすでに宿題を終えた
She has already finished her homework.
例文でチェック
では、例文を一気に書いていくので、「継続」「経験」「完了」のどの用法かを見分けながら進めてみてください
・息子はちょうど学校から帰ったところだ
My son has just got home from school.
・あなたは今まで沖縄に行ったことがありますか?
Have you ever been to Okinawa?
・私は5歳の時からピアノを弾いています
I have played the piano since I was 5 years old.
・彼は10年間、大阪に住んでいます
He has lived in Osaka for 10 years.
・私は、中国語を勉強したことがありません
I have never studied Chinese.
・母はもうその本を読みました
My mother has already read the book.
どの用法か見分けるには、「just」「already」「since」「for」「never」「ever」などのキーワードを覚える必要がありますので、しっかり覚えましょう
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英語ができると海外でこんなことが起きる・・・
英語は、ただ学習目的だけではないです
なんと海外旅行に行ってると、こんなことも起きちゃいます
まあ、人生いろいろあります・・・
ここらあたりで、終わりにしておきます
以上
みなさん、現在完了形「have」3つの用法を理解できましたか?
これさえ覚えておけば、何とか定期テストなどでも乗り越えることができると思います
では、一緒に英語学習頑張りましょうね♪
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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